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楽器の命、ニシキヘビの皮をじっくり観察します

二胡の音色で最も重要なものは、もちろんニシキヘビの皮部分。

二胡独特の音色はこの鱗の共鳴によって作り出されます。

高級二胡では数度脱皮を繰り返したニシキヘビの背中の中心部分を使用しています。

楽器に利用する工程で鱗に傷がついたり、鱗の間が弱くなることもあります。

また、皮をはぐときに皮だけにする技術もその一つ。

ここは工程を確認するほかないですね。

現在でも養殖できないニシキヘビは、大変厳しい自然環境の中で育ちます。

そこにはあらゆる危険が伴い、時には傷ついたりもするでしょう。

成長するまでに何度も脱皮を繰り返し、固く厚くなるニシキヘビ。

弱かったり傷ついたりすることでその成長が止まり変形します。

変形した鱗の形は空気波動に若干の誤差を生じます。

 

楽器の命、使われている木材と楽器の軽さと重み

二胡で重要なことはまっすぐに育ったうねりのないもの。

購入二胡には10年程前までは黒檀、紫檀などを使い、固く年輪の締まったものを20~50年寝かして水分が飛んだものが最適でした。

現在では、高級木材もワシントン条約により規制が入るほど希少となっています。

二胡に使われる木材も最高級品でなければ老紅木が主流になっています。

特に高級二胡は木材に磨きをかけただけのシンプルなものです。

しっかりと木の筋の方向、年輪の厚みを確認することが大切です。

そして、水分が飛んでいる分、木が軽いのですが、年輪が引き締まった楽器は木の重みがある程度感じられます。

手に持った重みと軽さ、触り心地はとても大切です。

寒冷地の劣悪な環境で育つ年輪の密な木材が楽器には適していると言われています。

それでいて真っ直ぐに伸びがうねりのないものは最高級です。

これは日本の伝統楽器をはじめ、すべて全世界の楽器に言えることです。

黒檀、紫檀は手に入れることが難しいうえに輸入に関しても困難になりました。

練習用の楽器であっても、弾いているうちに曲がるなどのトラブルがあります。

 

太鼓部分のつなぎ目とカーブ

太鼓が皮から真っ直ぐに年輪が通っているかを確認することが大切です。

使用している間に亀裂が入ったりするからです。

二胡の形状にするにあたり、通常は木目模様がしっかり出ますが、そこから木材の真っ直ぐな筋が整っているか、それが大切です。

二胡の太鼓の部分は六面でも八面でも基本は繋げてあります。

これは年輪に沿って真っ直ぐに裁断したものを使用するためです。

最高級品の木材が手に入った場合は一刀彫する場合もありますが、現在、しっかりとした音色を整えるために繋げることが主流です。

この組立工程がしっかりしていないと繋ぎ目が離れてしまいます。

また、年輪のゆがみは年月を経て木の呼吸に無理が生じ亀裂になります。

 

軸調整工程

二胡にとって調弦を定める軸は大切です。

年輪の整った木材に横に差し込む軸は年輪同士がストッパーの役目をするたいせつな場所になります。

竿の穴が大きすぎれば軸が移動したり上下したり、軸が太すぎれば湿気や押し込みで動かなくなってしまいます。

必ず回してみて、止める、回るが無理なくできることを確認します。

二胡の竿も二胡も軸も人の手により調整されます。

その工程の善し悪しが、調弦のスムーズさを約束してくれます。

たとえ機械彫りした二胡であっても、一つとして同じ調子にならない!

熟練の技と経験が軸一本に至るまで手作業にこだわる理由です。